ハミルトンは本機をパイロットウォッチと呼んでいるが、その見た目はそうではない。一見するとダイバーズウォッチかと思ってしまうほどだ。このハミルトン カーキ アビエーション パイロット パイオニア オートマチックがアビエーションのカテゴリーに入るのは、その設計図となった古い時計があるからだ。それは、第二次世界大戦中に製造された「モデル23」と呼ばれる懐中時計である。1940年代、ハミルトンがペンシルバニア州ランカスター(東海岸のビエンヌ)に拠点を置くアメリカの会社だった頃、同社はパイロット向けの大型ポケットウォッチをはじめ数多くの時計を軍に提供していた。モデル23は、今日ご覧いただいている時計とは異なり、縦に並んだ2つのサブレジスターを備えたクロノグラフだった。
ハミルトンがここで成し遂げたことは、あの懐中時計の基本的なデザイン哲学を、今日のヴィンテージスタイルのタイムピースの原型となるものに統合したことだ。私はこの新作を見て、コンピュータでその懐中時計をスキャンして、現代の望ましい時計部品をすべて取り入れるためのアルゴリズムを使って再構築したのではないかと思わずにはいられない。
ハミルトン HAMILTON カーキ フィールド クオーツ H68551833
保証:当店オリジナル保証1年
分類:新品
サイズ:メンズ
ケース径:40 mm
ムーブメント / キャリバー:クォーツ / F07.111
防水性能:50m防水
風防:サファイアクリスタル風防
仕様:日付表示
3針
付属品:メーカー純正BOXあり
国際保証書あり
ケース素材:ステンレススチール
ベゼル素材:ステンレススチール
ベルト素材:革
ベルトタイプ / サイズ:ストラップ
文字盤カラー:ブラック
備考:メンズクオーツモデル
この仕上がりを見て欲しい。全体的に経年変化の色合いが表現されている。もしかわいらしさを追求するならばギルトと呼べるかもしれないが、個人的にはそう感じない。大きめのアラビア数字は、書体によって明らかにヴィンテージ風だ。これと、文字盤の外側にあるレイルロードスタイルのミニッツトラックは、モデル23からそのまま引き継がれた唯一の要素である。
次に、質感のあるマットブラックの文字盤には、モダンなハミルトンのロゴが配され、その下にはミッドセンチュリー時代のイタリック体のハミルトンロゴが配されている(40年代と60年代の融合だ)。時を告げるのは、同じようにパティーナ加工されたカテドラルスタイルの針で、前述のマーフをはじめ、ハミルトンのバック・カタログに掲載されているいくつかのモデルに見られるものだ。夜光塗料を使用していない秒針には、矢印のカウンターウェイトが付いているが、これもちょっと逆効果のような気がする。つまり...一体何を指しているのだろうか? でも、これは個人的にはOKだ。この時計のヴィンテージスタイルにマッチするのは、一種の風変わりなデザイン要素だ。
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